ISO26000/CSRマネジメントシステム

ISO26000とは?

ISO26000とは、2010年11月1日に発行した組織の社会的責任に関する国際規格を言います。

 

日本では、2012年に日本工業規格(JIS規格)として発行されました。意図として、組織が、社会の持続可能な発展に貢献することがあります。

 

ISO26000の規格は、手引きであり、認証を目的としているものではありません。

 

また、ISO26000の規格(JISZ26000:2012)は、組織の大小を問わず、民間、公的及び非営利あらゆる種類の組織に役立つように意図している規格です。

 

ISO26000を組織に適用させるには、「7つの原則」を踏まえ、「7つの中核主題」を実践することです。具体的には、これらの文書化を行い、運用をしていくということになります。

 

以下、サンプル文書示します。
https://csr-ri.com/sample/csr/

CSRマネジメントシステムとは?

SDGsに取り組むための支援ツールとして、「SDGコンパス」というツールがありますが、ISO9001や14001などのISOを取得している組織であれば、ISOマネジメントシステム規格を考慮した取り組みが効果的です。

 

CSRマネジメントシステムとは、ISO26000:2010における7つの中核主題(1.組織統治、2.人権、3.労働慣行、4.環境、5.公正な事業慣行、6.消費者課題、7.コミュニティへの参画及びコミュニティの発展)と大手メーカーからのサプライヤーアンケートの項目を参考にし、ISOマネジメントシステム規格の共通テキスト(ISO/IEC Directives Part1,AnnexSL:附属書SL)に準拠させたISOマネジメント研究所が考案したマネジメントシステムです。

 

わかりやすくいうと、ISO9001や14001を取得している組織が、CSRやSDGsの活動をより推進しやすくすることを意図したマネジメントシステム(仕組み)です。

 

具体的にどんな仕組みなのかは、CSRマネジメントシステムを具現化したサンプルマニュアルを以下のページで販売しております。
https://csr-ri.com/sample/csr/

CSRとSDGs及びISO14001とSDGsとの関連付け

CSR活動を行うにあたって、SDGsは自転車の前輪にあたる、方向付けをするものです。
一方、CSRマネジメントシステムは、自転車の後輪にあたり、組織を駆動させる力となるものです。

SDGsをうまく駆動させるもの、それがCSRマネジメントシステムです。

CSRとSDGs及びISO14001とSDGsとの関連付け

CSRとSDGs、あるいはISO14001とSDGsを関連付けるということがありますが、一つの案を上記に示します。

上記の図は、自社における重要課題がSDGsとどのように関連しているかをマトリックスで明確化し、より多くの関わりがあるのもをより注力すべき自社における社会課題(重要な企業活動の側面)とするものです。

著しいCSR側面とは、ISO14001で使用される用語である、著しい環境側面を参考にし、企業の社会的責任における重要な企業活動の側面を意味しています。